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古きを訪ね、新しき創造を

心豊かな人間性の育成を

自己表現

書は自己表現の一つです。今の心境を語る言葉との出会いとその文字を表現する無限の変化は計り知れない神秘性を持っています。

書は人なり

書は時代により年齢により経験によって、それぞれの美しさを発揮するものです。その時々を受容した作品が最も精彩を放つものです。

新たな自己の発見

書の制作を続けていると、これまで体験 したことのない線質や造形に出会うこと があります。自分ではない何かの力によ って書かされたと不思議に思うことがあります。その不思議な力を引き出すのが古法帖や古碑から習得する感性にあるのではないでしょうか。

書のある暮し

筆を執ると、最初は文字の形に執着し、次第にそれを支える白の美しさに気づき、やがてにじみやかすれによる墨の多様な色彩に心打たれるようになります。そして、生活の中で書を飾って楽しもうとすると、その風景に合った作品が生まれます。

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